マイ基金について

あなたの名前で基金を作り、後世に伝えましょう!

どうして寄付じゃダメなの?

東日本大震災のとき、「とにかく少しでもいいから寄付しなきゃ」と思った人も多いはずです。実際に、日本全国から8457万もの人が総額約4000億円の寄付をしたのです。すごいですね。

しかし、NHKや赤十字、共同募金会等に寄付をしても、海に目薬を垂らすのと同じで、他の人の寄付ではなくあなた個人の寄付が、いつ・どこで・誰に・どのような形で配られたかはわかりづらいのも事実です。まとまった寄付の行方がわかっても一人一人の寄付がどこに行くかはわからないので、実際受け取った人からはあなた個人に感謝の手紙1枚も届かないでしょう。さらに、義援金を受け取った団体の常勤役員が何千万円以上の役員報酬を受け取っていた・・・
なんてこともよくある話です。あなたの寄付が天下りの給料に化けているかもしれません、実際。
それが今の日本の寄付の実態といっても過言ではないでしょう。

それじゃ、そんな寄付はご免だと思い、自らの手で社会貢献をしようと思って財団法人を作ったら、どうなるでしょう? 法人を維持するだけで、年間何百万円も何千万円もかかってしまうでしょう。
低金利時代なので、寄付を原資として財団を作るのは「命取り」と言われている所以です。

だったら、自分のお金を自分の想いの場所に直接寄付したいと思うのも当然でしょう。その場合は、自分で探して、交渉して、お金を届ける必要はありますが、相手が理解して承諾してくれたら、それは確実に思いが伝わりますが、なかなか一人一人の寄付を受け取ることは難しく、さらに税金の優遇(税金が戻ってきたり、確定申告で控除されたり)はまずありません。それに、かなり面倒で大変です。寄付を届ける前に疲れて嫌になってしまうかもしれません・・・。

そのすべて(手軽に自分の想いを確実に伝え、税金の優遇があり、手続きは全部やってもらえる)をかなえることができる制度はないものでしょうか?
じつはそれが「マイ基金」なのです。

猫好きの「田中太郎」さんが、所得の一部100万円を野良猫の対策に力を入れている団体に寄付したいと思ったら、寄付したらそれで終わりですが、そうではなく「田中太郎猫まもる基金」を公益財団法人公益推進協会のマイ基金で作るのです。そうすると、100万円は確定申告の際に、寄付金控除として扱われ、なんと最大で約50%※の税金が戻ってくるのです。半分のお金で倍の寄付です!

寄付金控除は税額控除方式の場合、次の計算式で計算します。(寄付金額-2千円)×50%※=控除額
(100万円-2千円)×50%=49万9千円☚実質負担50万1千円で100万円の寄付ができるのです!

※所得税の寄付金控除が40%、都道府県民税が4%、市町村民税が6%で最大50%となりますが、お住まいの自治体によって異なります。ご確認ください。

そして、自分は何もせずに、公益財団法人公益推進協会が「募集、応募受付、選考、助成、報告徴収」等の一連の手続きを全部やってくれるのです。お金を寄付した後は、面倒なことはすべて何でもやってくれるのです。とても楽です!
その上、自分の名前で社会貢献ができ、税金の恩恵も受けられます。
それだけではありません。
助成金をもらったNPOはあなたの名前を一生忘れないでしょう。
感謝の手紙はもちろん、あなたの名前はその団体の関係者に知れ渡ります。
あなたの寄付が永遠に刻まれることになるのです!!

自分で財団を作るのとどう違うの?

自分の想いを実現するために寄付活動を行う富裕層や企業が増えています。
そのような富裕層や企業は、たいていは、自分たちの企業名や個人名をかんむりに付けて社団法人や財団法人を作ることになるでしょう。

しかし、そこで問題となるのは、社内や周りに助成金や奨学金に関する専門家がいないことや運営にあたり人件費・維持費等のコストがかかることです。
作るのは簡単でも、作ってから管理に莫大な費用が掛かるのであれば、本来やろうとしていた寄付の金額はかなり減ってしまうことになります。
結果として、なかなか実現に向けて前に進むことができません。

そんな時に便利なツールが「マイ基金」なのです。

自分たちで財団を作らなくても、自分で好きな基金名を付けて、自分たちのやろうとしていたことができてしまうのです。

このことを詳しくHPに書いてある非営利団体さんがありますので紹介します。
 >> 一般社団法人ソーシャルビジネスバンクさんのHP

マイ基金の概要

自分たちの活動の資金集めのために、マイ基金をつくることはできません。
また、助成先は原則として公募により決定するため、はじめから助成先を特定してのマイ基金をつくることはできません。

あなたの寄付を管理して、あなたの希望する活動に届けることができます

マイ基金は、大阪商工会議所が中心になって設立した「公益財団法人大阪コミュニティ財団」が平成3年に創設し日本に登場しました。公益信託と違い、基金設置ごとの許認可は不要なのです。
自分で基金や財団を作るにはかなりのお金と組織が必要ですが、マイ基金を利用すれば、手軽に、安全に、確実に、後世に伝えることができます。個人に限らず、法人や団体として何かの節目を記念して、社員の寄付を集めて、また、遺言で自分の基金を残したい場合でももちろん利用可能です。

基金には名前をつけることができます

それぞれの基金には、個人名や会社名はもちろん、基金の内容に合わせて、自分で名前を付けることができます。
あなたの名前を基金に付けて、後世にあなたのお志を託してみませんか。
また、あなたの活躍してきた分野の名前で基金を作り、後進のために、永遠に役立てることができます。

基金は少額でも始められます

基金は、原則として100万円以上であればすぐに作ることができます。1回完結型でも、数回に分けても、さらに、お好きなだけ、基金を上積みすることも可能です。もちろんこれらの寄付は、現金以外でもかまいません。株式や不動産、美術品などで寄付をすることもできます。株式や不動産によるご寄付の場合、売却でなく配当収入やテナント収入で助成することも可能です。

基金はどうやって管理し助成につなげるのか

皆様からお預かりした基金は、一定期間に助成金として使い切る(期間型)のが一般的ですが、銀行・信託銀行・国債など、安全で有利な運用を行い、果実の部分を助成する(永続型)ことも可能です。もちろん基金の運用方法や運用先等については、寄付者のご希望を最優先いたします。
また、使い切り(期間型)の場合は基金の原則7%※を寄付時に、永続型の場合は基金残高の2%を毎年、税制控除や公募等の煩雑な手続き行う経費や普及啓発費用として寄付金から徴収します。(※奨学金は原則10%)
つまり、それらの経費を除いた残額がすべて助成されるのです。
なお、こうした運用や助成金の支出等の詳しい内容は、寄付者に報告されますので、ご安心ください。
また、助成先の選定は、外部の学識経験者等で組織する選考委員会が選考した上で、理事会が決定します。

簡単な手続で基金が作れます

マイ基金は、「基金寄付申込書」と「基金に関する希望事項」に基金の名称や基金の種類、運用先等をご記入いただくだけです。1日で作れます。
もちろん、遺言状に基金の寄付を明記された場合は、その遺言のコピーをあらかじめ本財団にお預けいただければ、将来確実に志を実現いたします。
実際の寄付による基金設置後、寄付者名、寄付財産の内容、社会貢献活動に寄せる志、助成状況などを様々なメディアを使って広報します。
そして、助成を希望する団体の公募・選考・助成実施・報告徴収をすべて本財団で行いますので、寄付者にはわずらわしい手続きは一切ありません。

基金には様々な形態があります

公益推進協会では、様々な要望にこたえるために、いろいろなマイ基金を用意しています。寄付者のご意向に合わせて設定できます。 下記の基金の種類の中から選んでください。

①まず始めに、基金を期間型にするか、永続型にするか決めてください。

期間型の基金
寄付されたお金を一度に助成して使い切る(一定期間内に元本と運用収益の全額を助成する)か、だんだん使い切る(一定額の基金を助成し続けて基金をやがて消滅させる)方式のことです。この方式が一番多く利用されています。
この場合、確実に早く助成活動を行うことができますが、将来基金はその役割を果たすと同時に消滅します。原則として寄付額100万円から。

永続型の基金
寄付されたお金を運用して増やし、増えた分を助成する(基金の元本を取り崩さず、その運用収益の中から永続的に助成活動を行う)基金のことです。
この場合、助成できる金額はわずかですが、永遠に助成活動を行うことができます。つまり、永遠にあなた(企業)の名前が残るのです。 原則として寄付額1千万円から。

②次に、どんな種類の助成にするか、または財団の運営に使うか、目的を決めてください。

助成基金
助成、顕彰又は奨学金の支給に基金を活用する。

運営基金
このマイ基金を運営する、本財団の運営経費に基金を活用する。

③最後は、助成基金を選んだ場合、どのような団体に助成するか選んでください。

一般基金
助成先をすべて選定委員会に委ねる寄付

分野指定基金
助成する分野を寄付者が指定し、助成先は選定委員会に委ねる寄付

地域指定基金
助成する地域を寄付者が指定し、助成先は選定委員会に委ねる寄付

共同基金
まず、ある目的で基金を作り、その趣旨に賛同する多数の寄付者を募る寄付

基金の事例

香典追悼型基金
交通事故や病気のために亡くなった愛すべき方への香典や遺族年金を、残された家族が一切使用せずに、すべて基金に活用する例が増えています。
この場合、故人の名前やニックネームを基金名として付け、在りし日を偲びつつ永遠に社会に役立てることができるのです。

遺贈型基金
身寄りのないご婦人などから、自分の死後、不動産や財産を基金にして、社会福祉事業に生かして欲しいと、遺言状をお預かりする例が増えています。
この場合、来るべき日を迎えたら、財産処分の上、お名前を付けた基金を設け、ご遺志に従い、永遠の社会貢献を行います。

マッチングギフト型基金
会社と従業員が一体となって社会貢献活動を行うために設けられた基金のことで、従業員の有志による寄付やチャリティー事業の収益を拠出し、その合計額と同額を勤務先の会社が上乗せして基金を作ります。
企業の社会貢献の新しい形態として注目されています。
100の基金があれば、形態も100あるのがマイ基金の特徴です。
本協会では、それぞれの思いを尊重した基金を作ります。

基金はどうやって伝えていくのでしょうか -基金のPR方法-

マイ基金は、寄付者名、寄付財産の内容、社会貢献活動に寄せる志、助成状況などを様々なメディアを使って公表します。
さらに、本協会のホームページや会報を活用すれば、ほとんどの自治体にその内容を提供できるのです。
こうやって寄付者の篤志を顕彰する一助と致しますが、もちろん匿名を希望される場合や、非公開の必要がある部分は、公表いたしませんので、ご安心ください。
さらに、一定額(1,000万円)以上の基金をご寄付頂いた方については、その基金の運用収益を活用して、単独の基金紹介パンフレットを作成し、広く配布することもできます。

寄附のお申し込みから受領証明書の郵送まで!

「寄附申込書」に必要事項をご記入の上、本協会マイ基金事業部まで郵送もしくはファックスでお送りください。
なお「寄附申込書」のご請求は、お電話いただければご郵送いたします。
寄附金が入金されたことを確認した後、「寄附金受領証明書」を郵送いたします。
本寄附は、所得税法第78条及び法人税法第37条第4項該当の寄附金控除の対象となりますので、大切に保管して下さい。

マイ基金についてのお問合せ先
公益財団法人 公益推進協会 マイ基金事業部
〒105-0004 東京都港区新橋6-7-9 新橋アイランドビル2F
TEL:03-5425-4201  FAX:03-5405-4204

マイ基金の資料請求(無料でお送りしております)
資料をご希望の方は、こちらのフォームからお申し込みください。

自分たちの活動の資金集めのために、マイ基金をつくることはできません。
また、助成先は原則として公募により決定するため、はじめから助成先を特定してのマイ基金をつくることはできません。

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